サイクロン式掃除機比較 吸引力が一番強いメーカーは?|吸引力ランキング
サイクロン式掃除機比較 吸引力が一番強いメーカーは?
サイクロン式掃除機を日本で販売している国内・海外の主要メーカーについて、その最新機種の吸引力を比較してみましょう。
掃除機の吸引力は、「吸込仕事率」という数値でカタログに表示されています。吸込仕事率は、掃除機が空気を吸い込む能力のことで、単位はW(ワット)です。ただし、掃除機の定格消費電力のワット数とは別の数値ですから、混同しないように注意してください。この吸込仕事率の値が大きいほど、掃除機は多くの空気を吸い込むことができるということであり、言い換えれば、強い吸引力を持っているということになります。
各社最新機種の吸込仕事率ランキング
三洋電機 SC-XD4000......510W
※残念ながら生産終了しております。
パナソニック MC-SS300GX・MC-SS200G......460W / MC-SS100G......450W
日立製作所 CV-SR3300......450W
④東芝 VC-CG510X・VC-CG310・VC-C210......450W
⑤シャープ EC-VX220・EC-AX120......450W / EC-PX120......330W
⑥ダイソン DC26シリーズ......170W
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掃除機の吸込仕事率は、JIS法によって測定方法が規定され、表示が義務付けられているため、国内各社の公表している値は、公的検査機関による正確な測定値のはずです。それによると、三洋製品の510Wが抜きん出ていて、パナソニック製品の460Wがそれに次ぎますが、その他各社は450Wを目標値として製品開発を行ったものと思われます。ただし、これら各社のサイクロン式の前製品は、いずれも吸込仕事率が600W台でした。吸込仕事率は、最新機種ではみな小さくなっており、以前ほど重要視されていないようです。
掃除機の吸込仕事率を参考にするとき気をつけなければならないことは、その値が大きいほど集塵能力が優れているとは限らないことです。吸込仕事率はホースにノズルやヘッドを装着せずに測定された値ですが、集塵能力はノズルやヘッドの性能に大きく影響されます。また、海外メーカーであるダイソンは、JIS法に基づいて吸込仕事率を表示する義務がなく、一部製品についてのみ公表しています。しかしながら、ダイソンは吸込仕事率を集塵能力の判断基準とする考え方を否定しており、最新機種であえて吸込仕事率を公表しているのは、吸込仕事率が低くても高い集塵能力を持っていることを明らかにするためと言えます。
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